目やにの量が多い!実は病気かも?目やには目の状態の写し鏡!

目やにの量が多い!実は病気かも?目やには目の状態の写し鏡!

「最近目やにの量が多い。」そう不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。目やには直接病気に結び付くものではありません。しかし、もしかしたら病気のサインの可能性があります。そこで今回は、目やにがでる仕組みと目やにからわかる病気についてご紹介します。

そもそも目やにとは、目からでる分泌液のことで、医学用語では目脂(がんし)と呼ばれます。結膜や角膜上皮から分泌されている粘液に、涙や血管から漏れた血液細胞、まぶたからの老廃物やほこりなどといったゴミが混じったものでできています。目やにができる仕組みとしては、大まかにわけて2通り存在します。

皮膚でいう垢のように、目が出す生理的な分泌液が目やにです。目やにの役割として、目にあるゴミをまとめて外に排出してくれる機能があります。起きている間は、まばたきによってゴミが涙とともに洗い流されますが、睡眠時はその機能が働かないため、朝起きた時に目の周りに目やにがついているのです。

ウイルスや細菌といった異物が目に進入してくると、目の免疫が作用し、目やにがでます。これは体内の白血球がウイルスや細菌と戦ったのち、それを体外に排出したものになります。この場合、目やにの中にはウイルスや細菌、戦った白血球などが含まれています。

結膜炎とは、目を覆っている粘膜が何らかの感染によって炎症を起こすことで発生する症状を指します。結膜炎は原因によって大きく3つにわかれます。

感染力はそこまで強くない目の充血や目の奥に違和感を覚える

細菌性結膜炎よりも症状が強い感染力が高く、プールやお風呂などから他者に感染する

花粉やハウスダストなどが原因のアレルギー反応によって起こる

通常、涙は排出された際、涙嚢と呼ばれる小さな袋状の器官に流れ込みます。そこから鼻につながる鼻涙管とよばれる管を通って鼻に排出されるのですが、涙嚢炎はこの涙嚢と鼻涙管の間がつまることによって涙を排出できなくなることで発生します。涙が鼻に排出されないため、溢れた涙は目から排出されます。それが目やにの原因です。この病気は新生児によくみられる症状ですが、大人が発症する場合もあります。

目やにが多い人は病気かもしれません。特に上記のような特徴的な目やにがでる場合には結膜炎の可能性、涙が良く出るという症状が出ている方は涙嚢炎の可能性があります。気になる方は病院に行ってみてくださいね!

漢方と目の病気について

感染性角膜炎

感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。

翼状片

翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。

ものもらい

ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。

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