2020年6月29日 乾き目(ドライアイ) 0 ドライアイは病気?気になるその原因と対処法を解説! デスクワークでパソコンとにらめっこの毎日、目を酷使しすぎてしまうことで、目が乾くような症状を引き起こしたことがある方もいらっしゃると思われます。目がゴロゴロしたり充血したり、コンタクトがずれたりなど非常に不愉快な症状ですよね。もしかしたらそれは、「ドライアイ」なのかもしれません。ドライアイ自体は大きな病気ではありませんが、放置することで他の眼の病気の原因となることがあります。そこで今回は、そんなドライアイの原因とその対処法についてご紹介します。 目が乾く原因って? 眼球乾燥症、通称ドライアイは目を保護する涙液の不足や涙の質の異常などが原因で目の表面が乾き、傷や障害が生じる病気です。特にソフトコンタクトレンズでは、瞬きするたびに目の表面とレンズの間で摩擦が生じ、炎症が引き起こされるので目の乾燥感が増加します。ドライアイは大きな病気ではありませんが、目に潤いを与えなければ視力低下や細菌の付着による結膜炎を起こしやすくさせます。 ドライアイを引き起こす要因 コンタクトレンズ コンタクトレンズを装着すると、水分の蒸発量が増加しドライアイになりやすくなります。先ほども述べましたが、ソフトコンタクトレンズは乾燥しやすくドライアイになりやすいです。 乾燥した環境 空気が乾燥する冬場は、目の表面を保護する涙液の蒸発量が増加しやすいため、ドライアイになりやすいです。夏場でもエアコンの使用による空間の乾燥によりドライアイの原因になることがあります。 パソコンやスマートフォン 長時間電子機器のモニター画面を見続ける作業は瞬きの回数が減るためドライアイを引き起こしやすくなります。 知っておきたい対処法 ドライアイは軽度であれば自然に治まることもありますが、いつまでたっても長引くような場合は眼科で受診する必要があります。 そのためここではドライアイに関する対処法をご紹介いたします。 定期的に目を休ませる まばたきの回数を意識的に増やす ドライアイ専用目薬を使用する コンタクトレンズを正しく使用する 部屋の湿度を保つ ドライアイをどうにか改善したい!という方は是非上記の項目を日常生活に取り入れてみてください。 まとめ 今回は、ドライアイの原因やその対処法について詳しくご説明いたしました。ドライアイは大きな病気ではありませんが、長期にわたって症状が治まらない場合は、そのまま放置せずに眼科で検査をしてもらいましょう。なにごとも早期発見・早期対策が一番です。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらい ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症) VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。