3分解説!ドライアイの原因と予防方法について!
パソコンやスマホを操作しているとすぐに目が乾きますよね。ドライアイはたくさんの方が経験したことがあるかともいますが、ドライアイが起こる理由と予防法について理解すれば対処しやすくなります。そこで今回は、ドライアイのメカニズムについてご紹介します。
ドライアイについて
ドライアイとは、その名の通り目が乾いた状態のことです。涙の分泌量が減ったり、涙の成分バランスが変化したりすることによって目が乾燥して目の表面に傷や障害が発生してしまうことのことです。
ドライアイが起こるメカニズム
ドライアイは、「涙の異常」と「目の表面の異常」に大きく依存します。涙は「油層」「水層」「ムチン層」の3つから成っていますが、何かの拍子にこの3つのバランスが崩れると「涙液層」と呼ばれる目の表面を覆っている層が不安定になり目の表面に異常をきたしやすくなります。目の表面が傷つくと、涙で均一に表面を覆うことが難しくなるので症状はさらに悪くなってしまします。
ドライアイが起こる原因
- ドライアイが起こる原因を以下にまとめます。
- 過度な目の疲れ
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液晶画面を見たり、暗い部屋で字を読んだりして目に負担をかけたとき
- 目の乾燥
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乾いた風を正面から受け続けたり、エアコンで部屋の空気が乾いたりしているとき
- コンタクトレンズの使いすぎ
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長時間コンタクトレンズをつけっぱなしにしたとき
- 加齢
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年を取ることによって起こる老眼や更年期障害など
- 薬の服用
- 血圧を下げる薬や精神疾患で投与される薬によるもの
ドライアイの予防方法
ドライアイを予防するためには目を休めることが一番大切です。また、部屋に入る際には湿度に気を使って乾燥しすぎないようにしましょう。また、温かいタオルを目に当てて血行を促進するのも効果的です。その他にも、ビタミンを多く含んだ健康的な食事を取ったり、まばたきを増やしたり、目薬を点眼する方法もあります。
しかし、ドライアイがひどい場合は漢方薬を服用するのをおすすめします。内臓の中でも目と関係が深いのは「肝臓」「腎臓」だと言われており、漢方医学では目に良い処方が確率されています。そのため、目の病気を内側から治すために漢方薬を使ってみてください。
- まとめ
ドライアイは、目がしばらく開けていられなかったりするので気がつきやすいとは思いますが、普段から目を酷使していると疲れ目なのかドライアイなのか分からなくなってしまいます。しかし、そのような場合でも十分に目の休息を取ることが一番の対処法ですので目の疲れや乾きを感じたら休息を取るようにしましょう。
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