加齢黄斑変性は、早期発見がひとつの鍵になります。予防のためにも、まず自分で出来るチェックを定期的に行なうことを心がけてください。
日頃から、片眼をふさいでモノを見て、見え方に異常がないか確認するようにします。また、眼科での定期検診を受けるのもいいでしょう。
加齢黄斑変性は、その名の通り老化が大きな引き金となっている病気です。老化とは活性酸素によって体がさびることですから、食生活を見直し、抗酸化栄勝訴を積極的に摂るようにすること。それから錆の元である、紫外線などの光刺激を極力避けるように心がけるようにしてください。
また、抗酸化作用のあるルテインやビタミンA、Cをサプリメントなどで積極的に摂取することも有効とされています。また、亜鉛の血中濃度の低下と加齢黄斑変性には関連があることが研究の結果分っています。
年をとるにつれて、亜鉛が含まれている食品(魚介類、穀類など)の摂取量が少なくなる傾向がありますし、腸からの亜鉛を吸収する力が低下してしまうことから、亜鉛不足になりやすいといわれます。
食生活で亜鉛が不足していると感じている方は、亜鉛を含む食品を摂るか亜鉛サプリで補うようにしましょう。
また、加齢黄斑変性はカロテノイドの摂取量が少ないと発症しやすいという研究報告もあります。カロテノイドを多く含んでいる緑黄色野菜を摂取するようにしましょう。全身の健康を維持するためにも、バランスのとれた食事を心がけましょう。
オメガ3脂肪酸のDHAやEPAは、加齢黄斑変性の引き金となるとも考えられる高脂血症や動脈硬化の予防に役立つと考えられています。