失明率が高い緑内障、知っておきたいその原因と予防法をご紹介!

失明率が高い緑内障、知っておきたいその原因と予防法をご紹介!

国内の失明原因のトップが「緑内障」であることをご存知でしょうか?最近の調査では、緑内障の患者数がここ10年で比較するとほぼ倍増してきています。そこで今回は、そんな恐ろしい緑内障に関する知っておきたい原因と予防法について詳しくご説明いたします。

緑内障とは?

緑内障とは、何らかの原因で目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経が障害され、視野が徐々に狭くなる病気です。一度障害を受けた視神経は再生することがないため、失明のリスクが高いのです。症状の進行は非常にゆっくりと進むため、初期は自覚症状がほとんどありません。

この病気の怖いところは早期発見が難しいことです。緑内障の直接的な原因は、眼圧上昇にあると言われています。眼圧が高くなることで、視神経を損傷させてしまうからです。房水の分泌と排出のバランスが崩れることで眼圧が高くなり、網膜に広がっている視神経の束である視神経乳頭を圧迫して視神経が障害されることで、緑内障を引き起こしやすくさせるのです。

現在国内では、40歳以上の17人に1人が緑内障にかかると言われています。昔のように高齢者がかかりやすい目の病気ではないのです。

代表的な症状

緑内障には大きく「慢性緑内障」と「急性緑内障」の2つに分けることができます。前者は症状がかなり進行しないと自覚症状がありません。視野の一部が見えなくなる視野欠損が典型的な症状として挙げられますが、普段両目を使っているため、視野の異常に気付きにくいです。一方で後者は、急激に眼圧が上昇することで頭痛や吐き気、充血などの激しい症状に襲われます。

どんな検査がある?

緑内障の初期は目立った自覚症状が全くないので、視野の異常がある程度進行するまであまり気付かれません。緑内障がどうか判断する際は、眼科病院で検査を受ける必要があります。主に眼圧測定・眼底検査・隅角検査・視野検査の4つの検査で緑内障かどうか判断します。

上記でも述べたように、慢性の場合はほとんど自覚症状がないためまだ若いからと言って油断せず、40代前後から定期的な眼科検診を受けることをおすすめします。

どうすれば防げる?

緑内障の直接的な原因は眼圧上昇であるため、緑内障を防ぐためには日頃から眼圧を上げるような生活習慣を改善することです。例えば、うつ伏せで寝る行為は眼圧を上げる働きをかけてしまいます。

またうつむいてスマホをいじったり、首もとをきつく締め付ける服装も眼圧を上昇させることに繋がります。また、視神経強化に効果があるカシスは緑内障の予防食とされています。

まとめ

今回は、緑内障に関する知っておきたい原因と予防法などについて詳しく解説いたしました。緑内障はなんといっても早期発見・早期対策が失明を防ぐ最善策です。定期的に眼科検診を受けることと、生活習慣の見直しを心がけましょう。

漢方と目の病気について

感染性角膜炎

感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。

翼状片

翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。

ものもらい

ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。

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