充血や異物感などの自覚症状を軽減するために点眼薬を使用することがありますが、翼状片は悪性の病気ではないため、症状が日常生活に支障を与えなければ放置しても問題はありません。
しかし、白目の部分が黒目にまで伸びすぎると視力障害を引き起こしてしまうので、ある程度進行してしまうと手術が必要となります。手術の場合は、角膜から翼状片組織をはがし、結膜の下にある組織の一部も同時に切除し、角膜の部分を上下の正常な結膜で覆い縫合します。手術時間はおよそ10~20分程度ではありますが、再発も考えられるため、術後は経過を注意してみる必要があります。