心臓・血管
起立性低血圧
台所で立ち上がった瞬間、目の前が暗くなって、近くのものにつかまる。朝、布団から起き上がっただけで、ふらついて、しばらく動けない。起立性低血圧は、横になった状態や座った状態から立ち上がったときに、血圧が下がって症状が出る状態です。「ただの立ちくらみ」や「貧血」とは限りません。
何度も繰り返すうちに、「年のせい」「疲れているだけ」と自分に言い聞かせて、そのままにしていませんか。まず内科や循環器内科で、立ったときの血圧を測ってもらい、飲んでいる薬やほかの病気が関わっていないかを確かめてください。そのうえで葵堂薬局では、胃腸、冷え、水分の巡りといった体の側の事情を、病院の治療と並行して整理します。
MSDマニュアルには、多くの転倒が、診断されていない起立性低血圧の結果である可能性がある、と書かれています。また、倒れたときのけがや、失神につながることもあります。原因によっては、薬の見直しや、別の病気の検査が必要です。
専門家の資料では、起立性低血圧は特定の病気の名前ではなく、血圧の調整がうまくいっていない「表れ」だと説明されています。だから、血圧の数字を見るだけでなく、原因を探す必要があります。病院で血圧と原因を調べる。そのうえで、暮らしの側の事情を整理する。後者を担うのが、漢方相談で薬剤師ができることです。
この記事では、起立性低血圧の仕組み、受診の目安、病院での検査と原因、治療の全体像、家庭での工夫、漢方相談で伺うことと中医学の見方を、順に整理します。読み終えるころには、病院で何を調べるのか、今日から家庭で何を変えるか、薬との関わりで何に気をつけるか、漢方相談で何を見るのかが分かります。特に、立ち上がるたびに立ちくらみが出る方と、高齢のご両親の様子が気になる方に向けて書きました。
このページの内容
- 起立性低血圧とは
- 受診の目安とセルフチェック
- 病院での検査と、原因
- 病院での治療の全体像
- 漢方相談で最初に伺うこと
- 中医学ではどう見るか
- 血液検査と栄養から見ること
- 食事・睡眠・生活で見直すこと
- 西岡の考え
- 高齢のご家族がいる方へ
- よくある質問
- 自分の場合を整理してほしい方へ
起立性低血圧とは
横になった状態や座った状態から立ち上がったとき、立って3分以内に血圧が大きく下がる状態です。診断の目安は、収縮期血圧(上の血圧)が20mmHg以上下がる、または拡張期血圧(下の血圧)が10mmHg以上下がることです。昭和医学会雑誌の総説とMSDマニュアルに、この基準が書かれています。
立ち上がると、血液は重力で下半身や腹部に移ります。昭和医学会雑誌の総説では、約500〜800mlの血液が移り、心臓に戻る血液が約30%減るとされています。ふつうは、血管が縮み、心拍が上がって、血圧が保たれます。この調節がうまくいかない、または体の水分が足りないと、脳への血流が一時的に減り、めまいやふらつきが出ます。
よく「脳貧血」と呼ばれますが、貧血とは別です。貧血は血液の状態の話で、起立性低血圧は血圧の反応の話です。ただし、貧血が重なっていることもあるため、血液検査で確かめます。
似た名前の状態との違い
| 名前 | 起こること | 多い年代 |
|---|---|---|
| 起立性低血圧 | 立った直後から3分以内に、血圧が大きく下がる | 年齢とともに増える。高齢者の約15〜20%でみられる |
| 起立性調節障害 | 起立後の血圧や心拍の反応の乱れ。朝起きにくい、午前中の不調が出る | 小学校高学年から中学生に多い |
| 体位性頻脈症候群(POTS) | 血圧はほとんど下がらないが、立つと心拍が大きく増え、ふらつきや疲れが出る | 比較的若い方に多い |
| 血管迷走神経性失神 | 立ち続けるうちに、血管が広がり心拍が減って、失神に至る | 年齢を問わない |
立って3分以上たってから血圧が下がる場合は、血管迷走神経性失神も考えて調べる、と昭和医学会雑誌の総説にあります。どれに当たるかは、病院の検査で判断します。お子さんの朝の不調については、起立性調節障害のページをご覧ください。
受診の目安とセルフチェック
次のうち、当てはまるものが複数あるときは、医療機関を受診してください。これは診断ではなく、受診のときに伝える材料です。
| 当てはまる | 項目 |
|---|---|
| □ | 立ち上がると、目の前が暗くなる、ふらつく、めまいがする |
| □ | 朝、起き上がったときに症状が強い |
| □ | 食後に、ふらつきやだるさが強くなる |
| □ | 入浴後や運動後、夜中のトイレで立ち上がったときに症状が出る |
| □ | 動悸がする、疲れやすい |
| □ | 目がかすむ |
| □ | 転びそうになった、または転んだことがある |
| □ | 血圧の薬、利尿薬、前立腺の薬、抗うつ薬などを飲んでいる |
資料には、朝の起床時、食後、運動後、夜間の排尿や排便のときに悪化しやすい、と書かれています。症状が一度も出ない日があっても、毎回同じように再現されるとは限りません。
すぐ受診してほしいとき
次のときは、様子を見ずに、早めに医療機関を受診してください。救急が必要な場合もあります。
- 意識を失った、または意識を失いそうになった
- 強い胸の痛みや、息苦しさがある
- 突然、手足の麻痺やしびれが出た、ろれつが回らない
- 黒いタール状の便や、血便が出た
- 薬を飲み始めた、または増やした直後に、症状が出た
神経の病気のサインがあるとき
立ちくらみに加えて、次のような様子があるときは、自律神経や神経の病気が背景にあることがあります。MSDマニュアルでは、原因を探すときに確かめる点として挙げられています。内科や循環器内科、神経内科で相談してください。
- 汗が出にくい、暑さに弱い
- 便秘が続く、排尿しにくい
- 手が震える、動作が遅い、歩きにくい
病院での検査と、原因
診断のために、起立したときの血圧を測ります。MSDマニュアルでは、横になって5分たったあと、立って1分後と3分後に、血圧と心拍を測ると説明されています。立ち上がったあと数分間の変化を見る検査です。食事や降圧薬の影響を受けるため、いつ食べたか、いつ薬を飲んだかを伝えてください。起立試験は、傾斜のついたベッドで行うこともあります。
診察では、ほかに、心電図、電解質(ナトリウムやカリウムなど)、腎臓の数値、血糖の血液検査を行うのが基本です。症状や所見によって、心臓のエコー検査や24時間の心電図、神経の検査を追加します。
原因は、薬と体の水分の不足が最も多い
起立性低血圧の原因で最も多いのは、血管を広げる、または体の水分を減らす薬と、脱水です。昭和医学会雑誌の総説にそう書かれています。加齢や、自律神経の病気も原因になります。
| 原因 | 例 |
|---|---|
| 薬 | 降圧薬(カルシウム拮抗薬、利尿薬、α遮断薬など)、硝酸薬、前立腺の治療薬(α遮断薬)、抗うつ薬、抗精神病薬、パーキンソン病の薬、アルコール |
| 体の水分の不足 | 脱水、出血、発熱、暑い環境 |
| 神経の病気 | パーキンソン病、多系統萎縮症、糖尿病による神経障害、アミロイドーシスなど |
| 心臓や内分泌の病気 | 心臓の弁の病気、不整脈、副腎や甲状腺の病気など |
| 長期の安静 | 寝たきりに近い期間が長い |
| 加齢 | 血圧を調整する仕組みの反応が遅くなる |
食後に出やすい人もいます。MSDマニュアルでは、炭水化物の多い食事のあと、消化管に血液がたまることや、インスリンの反応によって起こる、と説明されています。飲酒で強くなります。
薬との関わりで、気をつけてほしいこと
血圧に影響しうる薬は、市販薬、漢方薬、サプリメントも含めて、飲んでいるものをすべて医師と薬剤師に伝えてください。
飲み始めや増量のあとに、立ちくらみが出たときは、自己判断でやめず、処方した医師か薬剤師に相談してください。血圧の薬を自分の判断で中断すると、別の問題が起こることがあります。
原因を調べる意味
MSDマニュアルには、起立時の血圧調節の異常が、心血管の病気や全死亡のリスクと関連する、という研究が紹介されています。立ちくらみが続くことを、体質や年齢のせいと決めつけず、原因を一度調べておくことが大切です。
病院での治療の全体像
日本循環器学会の「失神の診断・治療ガイドライン」では、起立性低血圧の治療は、次の順に考えられています(昭和医学会雑誌の総説による)。
- 原因を取り除く。たとえば、脱水を避ける、薬を見直す。薬の中止や減量は、医師が判断します
- 生活指導。急に立ち上がらない、脱水・過食・飲酒を避ける、弾性ストッキングを使う、上半身を少し高くして寝る
- 薬物療法。1と2で足りないときに検討する
家庭でできる工夫として、資料には次のことが挙げられています。
- 横になった状態や座った状態から、ゆっくり起き上がる。段階を踏んで、立ち上がる
- 長く立ち続けない。立つときは、足踏みをする、足を交差させて力を入れる
- 水分を十分にとり、お酒は控える
- 日中、ずっと横になって過ごさない。座ったり、歩いたりする時間をつくる
- 食後の低血圧には、量や炭水化物を減らし、食後すぐの立ち上がりを避ける
- 腰までの弾性ストッキングを使う。夜は、頭の側を少し高くして寝る
塩分を増やすことは、心不全や高血圧がなければ有効な場合がある、とMSDマニュアルにあります。ただし、心臓や腎臓の病気、高血圧がある方、降圧薬を飲んでいる方は、自己判断で増やさないでください。量は、主治医に確認してください。夜に頭の側を高くして寝ることは、横になったときに血圧が高くなる方(臥位高血圧)では、主治医の指示に従ってください。
薬では、血管を縮めて血圧を支える薬(ミドドリンなど)や、体に水分を保つ薬(フルドロコルチゾン)などが使われることがあります。どの薬を使うかは、医師が判断します。
漢方相談で最初に伺うこと
葵堂薬局のご相談では、次の4つを最初に伺います。
- 症状の出方とタイミング。朝がつらいか、日中や夕方に悪化するか。立ち上がったときに、目の前が暗くなる、ふらつくなど、具体的にどんな状況か。食後に強くなるか
- 血圧の状態。ご自宅や医療機関で測った数値。横になったときと、立ち上がったときの差
- 体質と、そのほかの症状。胃腸の調子(食欲、胃もたれ、お腹がポチャポチャする感覚)、冷えの有無(手足やお腹の冷え、寒がり)、疲れやすさ、水の巡り(むくみ、頭の重さ、雨の日や低気圧で悪化するか)
- 服薬と医療機関の状況。病院での検査結果と診断名、処方されている薬(昇圧薬など)、市販薬、サプリメント
ご本人が来店できなくても、ご家族からの代理相談や、LINE、お電話での相談を受け付けています。
中医学ではどう見るか
中医学は、西洋医学とは別の考え方です。「起立性低血圧」という病名ではなく、お体の状態を、いくつかの方向から見ます。次の見方は、西洋医学で証明された仕組みではなく、中医学の考え方です。
| 見方 | 中医学での考え方 | 相談で見る様子 |
|---|---|---|
| 気虚(ききょ) | 気とは、体を動かし、血を上へ押し上げるエネルギーです。気が不足した状態を、気虚と呼びます | 朝が特に弱い、立ち上がると頭がぼんやりする、疲れやすい |
| 血虚(けっきょ) | 脳や全身に、栄養や血が十分に行き渡っていない状態と考えます | 顔色がすぐれない、立ちくらみ、目がかすむ |
| 水滞・痰飲(すいたい・たんいん) | 体の中の水分の巡りが悪く、余分な水分が頭や胃に停滞した状態と考えます | 雲の上を歩くようなめまい、頭が重い、吐き気、むくみ、雨の日や低気圧で悪化 |
| 脾虚(ひきょ) | 脾とは、胃腸のはたらきをさします。気と血の源である栄養を、うまくつくれない状態と考えます | 食欲がない、胃もたれ、お腹がポチャポチャする、食後に眠くなる |
| 陽虚(ようきょ) | 体を温めるエネルギー(陽気)が不足して、根本から冷えている状態と考えます | 手足やお腹の冷え、下痢をしやすい、腰や下半身のだるさ、寒がり |
| 心気虚(しんききょ) | 心とは、血液を全身に送るはたらきや、精神活動を支える力をさします。この力が弱った状態と考えます | 動悸、息切れ、疲れやすい、気力が出にくい |
| 血の滞り(瘀血・おけつ) | 血の巡りが滞った状態をさす言葉です。頭や手足の先まで血が届きにくいと、立ち上がったときのクラッとする感覚が強まると考えます | いつも同じ場所が刺すように痛む肩こりや頭痛、腰痛、手足は冷えるのに顔だけ熱くなる、月経痛が重い、経血に暗い色の塊が混じる、イライラや不安 |
実際の相談では、これらのいくつかが重なっています。見方の組み合わせから、体質に合う漢方薬を検討します。病名だけ、見方一つだけで決めることはしません。同じ見立てでも、飲んでいる薬によって、選ぶものは変わります。
血液検査と栄養から見ること
立ちくらみやだるさは、貧血と重なることがあります。起立性低血圧では、貧血を伴うことがある、と昭和医学会雑誌の総説にもあります。まず医療機関の血液検査で確かめることが大切です。
鉄が足りないと分かった場合は、補い方を、食事からか、薬からか、量はどれだけかを、医師や薬剤師と決めます。鉄は、足りなくても困りますが、余っても体に負担になります。検査をせず、自己判断でサプリメントを続けることは勧めません。
食事では、食後に症状が強いかを、まず見ます。炭水化物(菓子パンや麺類など)にかたよった食事のあとに、ふらつきやだるさが強くなる方は、量やとり方を整理します。
検査の数値には、年齢や性別、測る条件による基準があります。数値だけで自己判断せず、医師の説明を聞いてください。
食事・睡眠・生活で見直すこと
病院の治療と並行して、暮らしの側でできることです。
- 食事:朝食を抜かず、たんぱく質を毎食入れます。食後に症状が強い方は、一度の量を減らし、食後すぐに立ち上がらないようにします。お酒は控えます
- 水分:脱水を避けます。量は、年齢、持病、飲んでいる薬で変わるため、主治医に確認してください
- 睡眠:起きる時刻をそろえます。寝る前のスマートフォンやゲームを減らします
- 動き:定期的な、無理のない運動は、血管の緊張を保つ助けになると、MSDマニュアルにあります。ウォーキングや水中歩行など、体調のよい時間帯に行います
- 立ち上がり:段階を踏んで、ゆっくり動きます
西岡の考え
同じ「立ちくらみ」でも、背景は一人ひとり違います。血圧の反応が似ていても、薬が関わっている方、鉄が足りない方、食事のかたよりが目立つ方、冷えや胃腸の弱さが目立つ方では、見るところが変わります。
私が相談で確認する順は、鉄分、血糖、ストレス、睡眠、胃腸、冷えです。医学的に定められた順序ではなく、私が相談で考えている順です。血液の質が下がったり、巡りが悪くなったりすると、立ち上がったときの血圧の低下や、脳への血流の不足につながりやすいと考えているためです。これも私の見方で、医学的に確立した説明ではありません。
もう一つ、「酸化ストレス」という見方も意識しています。体の中で活性酸素が過剰になると、細胞が傷つきやすくなる、という考え方です。起立性低血圧の原因として、医学的に確立したものではありません。それでも、次のような背景が重なる方では、年のせいでも気のせいでもなく、体の内側が疲れ切っているのかもしれない、という見方で暮らしを整理しています。
- 一日中だるさが残る
- 寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、何時間寝ても疲れが取れない
- スマートフォンやパソコンの画面を、長時間見続けている
- 菓子パンや麺類に食事がかたよっている
- 仕事や家事の責任、人間関係の負担が続いている
暮らしの側では、色の濃い野菜や果物、ナッツ類のほか、赤身の肉や魚、大豆製品をバランスよくとること、寝る前の画面の時間を減らすことをお勧めしています。薬の代わりではなく、病院の治療と並行して行うものです。
漢方は、症状を抑えるというより、体質から整える発想で用います。服用を始めたあとは、血圧の数値だけでなく、「立ちくらみが減ったか」「ふらつきやだるさに変化があるか」を一緒に確認します。昇圧薬や降圧薬などを飲んでいる場合は、薬の名前と量を伺ったうえで、併用できるかを確かめます。病院の薬を、自己判断でやめないでください。
高齢のご家族がいる方へ
起立性低血圧は、高齢になるほど増え、高齢者の約15〜20%にみられる、とMSDマニュアルにあります。血圧を調整する仕組みの反応が遅くなることと、飲んでいる薬の数が増えることが重なるためです。
次のような様子があれば、受診をお勧めください。
- 立ち上がるときに、手すりやテーブルにつかまる
- 夜中のトイレで、ふらついた、転びかけた
- 薬が増えてから、ふらつくようになった
- 一日の大半を、横になって過ごしている
長く横になって過ごすことが、起立性低血圧を強めることがあります。日中は、座ったり、できる範囲で歩いたりする時間をつくることが勧められています。薬の見直しは、医師と薬剤師の仕事です。お薬手帳を持って、相談してください。
よくある質問
「脳貧血」と貧血は同じですか
同じではありません。「脳貧血」は、立ち上がったときに血圧が下がって、脳に血が届きにくくなった状態をさす言葉です。貧血は、血液の中の赤血球やヘモグロビンが少ない状態です。両方が重なることもあるため、血液検査で確かめます。
もともと血圧が低い体質と、どう違いますか
血圧の数字そのものが低いこと(低血圧)と、立ったときに血圧が下がることは、別の見方です。立ちくらみや失神があるときは、横になっているときと立ったときの血圧の差を測ってもらってください。
水分や塩分は、どれくらいとればよいですか
量の数字は、主治医に確認してください。年齢、体格、血圧、持病で変わります。腎臓や心臓の病気、高血圧がある方、降圧薬を飲んでいる方は、自己判断で増やさないでください。
漢方薬は役に立ちますか
漢方薬だけで、起立性低血圧が軽くなるとは言えません。病院での診断と治療を続けながら、胃腸、冷え、水の巡りなど、体の状態に合わせて、漢方薬を使うかどうかも含めて検討します。昇圧薬や降圧薬などを飲んでいる場合は、必ずお知らせください。
降圧薬を飲んでいますが、相談できますか
できます。お薬手帳を持参、またはLINEで写真を送ってください。薬の自己判断での中止はしないでください。薬が症状に関わっていそうなときは、処方した医師に相談するよう、お伝えします。
起立性調節障害とは別のものですか
別の名前で呼ばれますが、起立したときの血圧や心拍の反応という点では関連があります。起立性調節障害は、主に小学校高学年から中学生に使う診断名です。詳しくは、起立性調節障害のページをご覧ください。
本人が来店できないときは、相談できますか
できます。ご家族からの代理相談や、LINE、お電話でも受け付けています。オンライン漢方相談は、全国どこからでも受けられます。
費用はどれくらいですか
相談料は無料で、所要は30分から1時間です。継続して漢方薬を飲む場合の費用の目安は、毎月20,000〜25,000円ほどです。飲めるか不安な方には、1週間分から用意することもできます。金額と内容は、無料相談の際にご案内します。
自分の場合を整理してほしい方へ
このページの要点は三つです。まず医療機関で、起立したときの血圧を測り、薬や病気が関わっていないかを確かめること。家庭で、急に立ち上がらない、水分や食事のとり方を整えること。そのうえで、胃腸、冷え、水の巡りといった体の側の背景を、病院の治療と並行して整理すること。
今日からできることは、立ちくらみが出たときの時間と状況を、一週間記録すること、ご自宅で血圧を、横になったときと立ったときで測ってみること、飲んでいる薬とサプリメントを書き出すことです。医療機関では、セルフチェックの結果と、記録を見せてください。
そのうえで、自分の場合はどこから手をつければよいか分からない、という方へ。三つの入口を用意しています。
まず質問だけしたい方。診断名、飲んでいる薬、この一週間の症状とタイミングを、LINEで送ってください。何を先に確認するとよいかが整理しやすくなります。
何から確認すればよいか整理したい方。上のセルフチェックと記録をお持ちください。順番を一緒に決めます。
じっくり相談したい方。オンライン漢方相談は、全国どこからでも受けられます。所要は30分から1時間です。
ご相談の流れ
- LINE、お電話、Web予約でご予約
- ご来店、またはオンラインで、体調、お悩み、これまでの経過、暮らしを伺う
- 体質の主軸を整理し、合う処方を提案する
- 漢方薬をお渡しする
- 経過を確認し、必要なら処方を調整する
病院の治療や処方薬を、自己判断でやめないでください。服用中の薬がある方は、漢方薬を足す前に、必ず医師と薬剤師にお伝えください。
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参考文献
- 河野律子、荻ノ沢泰司、渡部太一、安部治彦「起立性低血圧」昭和医学会雑誌 71(6):523-529, 2011 https://doi.org/10.14930/jsma.71.523(確認日 2026年10月28日)。診断基準、発生の仕組み、原因と薬の表、日本循環器学会ガイドラインによる治療の順、生活指導に使用
- MSDマニュアル プロフェッショナル版「起立性低血圧」(2024年8月改訂)msdmanuals.com(起立性低血圧)(確認日 2026年10月28日)。定義、体位性頻脈症候群、原因の表、評価と検査、警戒すべき事項、非薬物療法、食後低血圧、高齢者に使用
- 日本小児科学会「起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)」(文責:日本小児心身医学会 起立性調節障害ワーキンググループ、2024年1月30日公開)https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240130_GL035.pdf(確認日 2026年10月28日)。起立性調節障害との関係の説明に使用