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漢方の考え方

漢方の考え方 ~自律神経失調症 ~

多様な症状が現れる自律神経失調症の治療は、漢方の得意分野のひとつです。漢方医学の考え方には「気・血・水(き・けつ・すい)」というものがあります。自律神経失調症はこの気や血などに問題が生じて、気虚(気が全体的に不足している状態)、気うつ(気の流れが障害された状態)、お血(血行不良)、血虚(血液が全体的に不足している状態)になったときに起きると考えられています。そのため、その人の体質(「証」)や随伴症状などを考慮しながら、気や血の状態を整える「気剤」や「駆お血剤」などの漢方薬を使って、症状をとりのぞいていきます。

自律神経失調症に有効な漢方薬は?

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)がその一つで、気の停滞をとる働きがあります。 また自律神経失調症の症状の一つ、喉のつかえにも効果があります。 さらに、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)や、桂枝加竜骨牡蠣湯 (けいしかりゅうこつぼれいとう)なども気のめぐりをよくする代表的な漢方薬です。 他にも、

・頭痛めまい・・・柴胡加竜骨牡蛎湯、半夏白朮天麻湯、五苓散 ・腰痛・肩こり・・・加味逍遥散、四逆散 ・むくみ・・・五苓散 ・パニック障害・・・柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遥散 ・冷え・・・桂枝茯苓丸、当帰芍薬散 ・動悸・・・加味逍遥散、真武湯 ・耳鳴り・・・柴胡加竜骨牡蛎湯、釣藤散 ・倦怠感・・・加味逍遥散、真武湯 ・食欲不振・・・半夏白朮天麻湯

などがあります。(各々の症状により使い分けます) 漢方の診察では、独自の「四診」と呼ばれる方法がとられます。一見、ご自身の症状とはあまり関係ないように思われることを問診で尋ねたり、お腹や舌、脈を診たりすることがありますが、これも自律神経失調症の原因を探るために必要な診察です。体質改善を目的にする場合は長期にわたる服用が必要となります。忘れずに根気よく飲み続けることが、症状改善の最大の鍵となります。もちろん漢方薬だけに頼らず、ストレスや疲れをためず、生活のリズムを守ることも、自律神経失調症の改善には必要です。



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