関節リウマチの初期症状は、関節が腫れたり、関節が痛む、朝に強張るなどが挙げられます。これらの関節の症状は、片側だけでなく、左右対称に両方に現れることが多いのが特徴です。腫れている場合、その感触は“ぶよぶよ”していて、柔らかいというのも特徴として挙げられます。
炎症が続き、骨や軟骨に影響が出始めると、関節が変形してしまうため、可動範囲が狭まってしまうこともあります。骨や軟骨への影響は、個人差はありますが、発症してから半年〜1年以内の比較的早い段階から出始めるといわれており、早期治療が重要です。
微熱・貧血・体重減少や倦怠感・疲労感といった症状を伴うこともあり、視力の低下(目)・リンパ腺が腫れたり、息切れ(肺)やむくみ(足)など関節以外の場所に症状が現れることもあります。
全身の関節に、どんどん進行していってしまうという全身進行型の症状が出る方もおり、その場合に危険なのは、関節リウマチの症状が首の骨に現れることです。骨髄を圧迫するような変形をしてしまうと、手足などの麻痺を引き起こします。また、気道が狭まり、呼吸がしにくいといった危険な状態をも引き起こす可能性があるのです。