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痛み
人間の身体は首からお尻まで、『椎骨』と呼ばれる24個の骨が、ブロックが積み重なっているような『脊椎』という形状で成り立っていて、この脊椎が身体を支えています。
上から7個目までの椎骨を『頸椎』といい、頸椎の下12個の椎骨を『胸椎』、一番下の5個を『腰椎』といいます。このうち、胸椎の身体の前面には『胸骨』があり、胸骨と胸椎をつなぐ形で、心臓などの大事な臓器を守っている骨を『肋骨』といいます。肋間神経痛は、この肋骨に沿った『肋間神経』に痛みを感じる状態のことをいいます。
肋間神経痛は、その原因から『原発性肋間神経痛』と『続発性肋間神経痛』の2種類に分けられます。
最大の原因は『ストレス』であるといわれています。また、長時間、姿勢が悪い体勢で過ごしていても起こることもあります。凝り固まった筋肉のせいで、痛みを伴う物質を放出し、肋間神経痛を引き起こすのです。このように、怪我や何かの病気を伴わず、ストレスなどが原因となる肋間神経痛を『原発性肋間神経痛(特発性肋間神経痛)』といいます。
原因によって、痛み方が違います。原発性肋間神経痛の場合には、『電気が走るような急にくる痛み』と表現する患者さんが多いようです。続発性肋間神経痛の場合には、『ズキンズキンというような継続する痛み』を感じます。痛みを感じる箇所は、背中から脇腹にかけての範囲、もしくは胸やおへそ周辺の上半身前面です。
ただし、足の付け根が痛むという患者さんもまれにいらっしゃいます。心臓病などの内臓の病気が原因で起こる胸痛と見分けるポイントは、肋骨に沿って起きているか?という点です。肋間神経痛の痛みは比較的に鋭い痛みが特徴であり、一番の特徴といえるのは、一般的には痛みが『左右のどちらかにしかでない』ということになります。
一般的には、痛みへの対応となるので、消炎鎮痛剤を処方されることが多いです。内服薬の他には、消炎鎮痛効果のある湿布を処方されます。また、続発性肋間神経痛の場合には、それぞれの原因に応じて、患部を固定したり、必要であれば手術をすることもあります。
帯状疱疹が原因の場合には、抗ウイルス薬が処方されます。これら以外に、ストレッチなどの運動療法やリハビリも行われます。長時間同じ姿勢をしていると『コリ』を感じることが多く、「なるべく15分程度毎に姿勢を変える」ということを意識するだけでも良いとされています。ウォーキングなどで適度な運動を生活に取り入れ、ストレスを溜め込まないようにすることも重要です。
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