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目の病気
VDTとは Visual Di splay Terminal の略で、コンピューターなどモニターディスプレイとキーボードなどの端末のことです。VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称で、テクノストレス眼症とも呼ばれています。
ひどい場合には心身症などの症状が起こってしまう場合もあるので、侮れるものではないのです。VDT症候群 =「ディスプレイ作業にかかわる人の視覚障害」は、10年ほど前から社会問題となっています。
ディスプレイ作業を続けている人の実に60%以上が目の疲れやイライラなどの「テクノストレス」に悩んでいます。
VDT症候群の症状 おもな自覚症状は、主に眼に現われ、疲れによる充血やかすみ目、視力低下などの目に関する不調が起こります。
ひどくなると、近視、角・結膜炎、ドライアイなどの目の異常とともに、ひたいの圧迫感やめまい、吐き気までおこすこともあります。そのまま放置しておくと、深刻な目の病気へと発展する可能性があるとして眼科医学会でもクローズアップされています。
体の症状としては、肩こり、首から肩や腕が痛む、だるいなどの症状がおこり、慢性的になると、背中の痛み、手指のしびれなどいろいろな症状に進展します。
精神の症状としては、イライラ、不安感をまねいたり、抑うつ状態になったりします。
VDT症候群の要因はいくつかあります。VDTを使った作業の場合、視線はモニター、キーボード、書類という3点を常に移動する事になります。これは、目のピント調節を頻繁に行わなければいけないということです。
更に、集中して画面を見続けるため、瞬きの回数がかなり減るので、ドライアイの傾向が強くなります。こうして目に多大な負担がかかることで眼精疲労となるのです。
また、照明が画面に映りこむことで目の明るさ調整機能に負担をかけることになります。また、無理な姿勢や同じ姿勢を続けることは、肩や首の痛み、腰痛などを引き起こすのです。
1時間ごとに10~15分は休憩をとるようにしましょう。画面から視線をはずして、遠くの壁や窓の外などへ目をやります。パソコン作業中は近い距離で焦点が固定されたままになっているので、意識して焦点位置を変えるのも効果的。
視界を四方に広げていくと、今度は背景に焦点が合って、手前のものがぼやけて見えるはず。背景にフォーカスした写真を撮るようなイメージです。20秒ほどその状態を保ち、頭を空っぽにしてリラックスしましょう。その時に、遠くの景色をながめたりして目を休めるようにしてください。
ディスプレイを見続けていると、無意識のうちにまばたきの回数が減り、ドライアイを招きます。ディスプレイの前にいるときは、意識してまばたきの回数を多くしてください。時々、ギューッと目をつぶって目頭やこめかみを軽く揉むと、 血行が促進され、眼精疲労が軽減されます。
明るすぎる液晶画面は、目が疲れやすくなるだけでなく、精神的な疲労やストレスを招きます。目に優しい明るさの基準は、白いコピー用紙。
ディスプレイの隣に白いコピー用紙を掲げてみて、明るさに差異がないくらいまで輝度を下げましょう。
またコントラストも合わせて下げると、明暗の差が和らぐため目の負担が軽減されます。また、蛍光灯や日光がディスプレイに映りこまないよう、ディスプレイの角度はやや下向きにするのがよいでしょう。
ディスプレイをやや見下ろす位置になるよう、イスの高さを調整してみましょう。真正面や見上げる位置でディスプレイを見ると、目を見開くので疲れやすいのです。やや高めの位置から見下ろすと、自然とまぶたが下がり気味になり、目の緊張も緩和されます。
イスが高すぎると正しい姿勢が保てないこともあるので、目が疲れたときだけでも高くしてみるのがよいでしょう。また背筋を伸ばすことで、視線がより高くなります。
目が乾きすぎないよう、適度な潤いを与えることも大切です。ドライアイや疲れ目対策用の目薬がたくさん販売されていますので、デスクに常備しておきたいものです。
点眼だけではなく、室内に加湿器を置いたり、空調の風が直接当たらないよう工夫したりすることも、目をいたわることになります。また、コンタクトレンズは目が乾きやすくなるため、パソコン作業をしているときだけでもメガネに代えると、目の疲れ方が違います。
2~3時間おきに、いすに座ったまま、もしくはいすの横に立ってできるような軽いストレッチを5分ほど行うようしましょう。軽いストレッチは筋肉の緊張をほぐすだけでなく、心の健康にも有効です。また、この時にカラダと同時に目のストレッチも行うと、更に効果的です。
合わない眼鏡やコンタクトレンズは目を疲労させるので、適正なものを使うよう心がけてください。
「見る栄養素」摂取して、身体の内側からも疲れた目をサポートしてあげましょう。目の健康に効果的といわれているのが、ブルーベリーなどに含まれている”アントシアニン”という成分です。
アントシアニンは、視覚情報を脳に伝えるロドプシンの再合成を活性化し、毛細血管を丈夫にして目の筋肉疲労を緩和する働きがあるのです。
また、クチナシやサフランなどに含まれるクロセチンという成分には、目のピントを合わせる毛様体筋の緊張を緩和させる働きがあり、疲れ目改善に効果的だといわれています。
目の網膜を構成しているDHAの不足も視力低下を招くため、日ごろから多く摂りたいですね。こうした栄養素を効率的に取り入れるためには、サプリメントもオススメです。
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