西洋薬は慢性的なストレスの影響で減少したドーパミンやセロトニンに直接働きかけて、これらを増やすことにより症状を改善させる薬です。一方、漢方薬はストレスホルモンの働きを緩和させるなど、ストレスに負けない体質をつくることで、ドーパミンやセロトニンが減らないようにする薬です。
効き方にどのような違いがあるかというと、西洋薬はうつ病をピンポイントに改善させるのが特徴ですが、漢方では体質や症状により様々な生薬を組み合わせた薬を使うため、うつ病だけでなくストレスホルモンによって起こる他の不調にも効くといった特徴があります。