東洋医学Vs西洋医学

目のお悩み漢方レッスン(2)

こんにちは、 漢方の葵堂薬局の西岡です。

製薬会社で新薬を開発していた私ですが、妻の風邪がきっかけで東洋医学の道に入ることになりました。と前回書きました。それからもう20年以上が経ちますが、東洋医学と西洋医学との違いは何でしょうか?

日本の医療は東洋医学をベースに発展し、蘭書を通して西洋医学も入ってきましたが、幕末のころはまだ漢方中心だったようですよ。現代は西洋医学が中心となっていますが、歴史的には、東洋医学のほうがずっと長いわけですね。

東洋医学vs西洋医学?

東洋医学と西洋医学とは「考え方」に大きな違いがあります。

根本的に異なるのは、西洋医学が見るのは「病気」で、東洋医学が見るのは「病人」です。東洋医学は、2000~3000年前より発達してきました。当時、優れた器具がありませんでしたから、病気の原因を探ることができなかったのです。

ですから東洋医学は、病人に試してみて、観察して、試してみて、観察して・・・と、長い長い年月をかけて結果を積み上げてきた学問なのです。

西洋医学は、文明が発達し、戦争や感染症など、外から影響をうけた傷を治療することから発展してきました。西洋医学は、「病気」を見る、つまり、身体の中にある原因を取り除けば良くなるという考え方です。

東洋医学Vs西洋医学

西洋医学では、数字が全てですから、検査数字が高ければ下げる薬が出されます。一方で、西洋医学は、原因が分からなかったり、目に見えない部分の病を苦手とします。

「検査数字は正常なのに調子が悪い」という状況が近年増えており、東洋医学が見直されています。東洋医学の場合、人の身体がもともと持つ自然治癒力を高め回復を目指します。そのために、人をよく「観察」します。

また、西洋医学で出される薬は化学合成品ですが、東洋医学の薬(漢方)は木の実や根など、何千年という治験の中で効果がまとめられ、叡智として伝わっているものを使用します。

ハーブ

ストレスの多い現代では、東洋医学vs西洋医学という考えではなく、それぞれの得意分野を活かし合う新しい治療の形が求められていると考えています。

わたしも、漢方よりも病院へ行くことがお勧めな場合は、そのようにお伝えすることを心がけています。

次回は、「目は脳の出先機関」をお送りします。