2020年6月29日 VDT症候群(テクノス眼症) 0 【デスクワーカー必見】VDT症候群の症状について! 「VDT症候群」を聞いたことがある方は少ないかと思います。しかし、パソコンやスマホを簡単に使える現代において最も厄介な病気の一つです。今回はそんなVDT症候群についてご紹介します。 VDT症候群について VDT症候群とは、長時間のパソコン操作やスマートフォンの操作によって起こる様々な症状のことを言います。VDTとは、(Visual Display Terminal)=(パソコンやディスプレイなどの表示機器)のことです。わかりやすい症状には、眼精疲労や視力の低下などが挙げられます。これらは、目の病気として扱われることが多く、テクノストレス眼症とも呼ばれます。症状は他にもあります。症状は主に、体に現れるものと、精神に現れるものがあり、重症化すると日常生活にも支障が出てしまうため近年重大視されています。 VDT症候群の身体的症状 眼の疲れや痛み パソコン操作中はディスプレイを凝視していることが多く、瞬きの回数も少なくなってきます。そのため、眼球が乾きやすくなったり、傷つきやすくなったりします。また、液晶のブルーライトによって眼精疲労になりやすくなります。 視力の低下 目に異常な疲れが溜まったり眼が霞んでぼやけて見えたりする場合、VDT症候群の可能性があります。 肩こりや首の痛み 長時間同じ体勢でパソコンを操作していると筋肉疲労が起こります。血行が悪くなったり、首や肩に痛みを感じたりします。また、眼精疲労が原因となり首や肩に不良が現れることもあります。 VDT症候群の精神的症状 頭痛、吐き気、めまい、睡眠障害、食欲不振(過食)、生理不順、イライラ等 抑うつ病状態にまでストレス症状を溜め込んでしまうと、パソコンを触るだけでうつ病を発症してしまうケースもあります。気合いで乗り越えられるものではありませんので、「もしかしてVDT症候群かも」とお思いになったらすぐに作業を中断して医師の診断を受けましょう。 VDT症候群の原因について VDT症候群の原因は、「パソコンなどの機器を長時間同じ体勢で使用することによる筋肉の緊張・疲れ」です。パソコン以外にも、スマートフォンやゲームでも発症します。1時間に一度は5分程度でいいので休憩を挟むようにしましょう。それだけで疲れが取れて、作業の生産性も上がりますのでおすすめです。 まとめ デスクワークが多くなった近年においてVDT症候群は普遍的な病気になりつつあります。身体上や精神上に不調を感じたらすぐに対処するようにして、自己ケアを怠らないようにしましょう。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎と漢方 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片と漢方 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらいと漢方 ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎と漢方 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症)と漢方 VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。