2020年6月29日 ものもらい 0 子どもがなりやすい目の病気、「ものもらい」の原因と対策とは!? 大切な我が子には、けがや病気なく、安心して生活を送ってほしいですよね。しかし、子どもは免疫が弱く、あらゆるものに敏感に反応してしまいます。ふと子どもの様子を窺うと「目が真っ赤に腫れている。」「目の異常を訴えている。」なんてことはありませんか。そのような場合、非常に慌ててしまいます。大切な我が子が、目に異変を感じた際は、特に注意が必要です。対応が遅れると、取り返しのつかないことが生じる場合があります。あらかじめ子どもの目の病気の知識をしっかり身に付けておけば、いざという時でも早急に対応ができるのです。今回は子どもの目の病気である、「ものもらい」について、原因とその対策をご説明します。 子どもが発症しやすい目の病気、「ものもらい」とは 「ものもらい」とは、まぶたにある汗を分泌する汗腺や、油を皮脂腺が炎症を起こして、赤く腫れてしまう病気です。地方によっては、呼ばれ方が違い、「めばちこ」、「めいぼ」ともいわれます。「ものもらい」の原因は、主に2つあるといわれています。一つ目は、まぶたの腺や、毛穴に細菌が感染して生じるためです。子どもは、公園や学校で遊んだ帰りに、不衛生な手で目を触ってしまい、感染を引き起こす場合があるのです。二つ目は、脂を分泌するマイボーム腺に、脂肪や化粧品が詰まって生じるためです。子どもの場合には、ミルクの粉や、母親の化粧品が、目に詰まってしまいます。赤い腫れや、目の充血を引き起こす「ものもらい」は、治療が遅れると、症状が悪化し、改善されるまで時間がかかってしまいます。 早期発見のために 「ものもらい」は悪化させてしまうと、症状が長引いてしまうと述べました。早期発見を行うためには、日ごろから以下の2つの方法を行い、子どもの目に異常がないか、確認を行いましょう。 左右の眼球の大きさを確認する 「ものもらい」など目の病気が発症した場合は、左右の眼球の大きさが異なる場合があります。毎日子どもの目を、しっかりと見てあげることが大切です。 目の動作確認を行う 判断能力を調べるために、目の動作確認を行いましょう。正常に動作していない場合は、何かの病気が生じている可能性があります。 最後に 今回は、子どもがかかりやすい目の病気をご紹介しました。「ものもらい」だけでなく、緑内障や白内障も、子どもがかかる場合があります。子どもに常に気を配り、何か異常を訴えた場合は、すぐにかかりつけの医師に診断を受けましょう。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎と漢方 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片と漢方 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらいと漢方 ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎と漢方 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症)と漢方 VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。