2020年6月29日 目のかゆみ 0 すぐに目のかゆみを抑えたい!市販目薬の選び方とは? 「目のかゆみをすぐに抑えたい」そんな時に便利なのが市販の目薬ですよね。しかし、自分にどれがあっているのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、自分の状態にあった市販の目薬の選び方をご紹介します! 自分の症状を把握しよう まずは自身の症状を把握しましょう。目のかゆみの度合いやそもそもの原因が何なのかといった事を事前に把握することで、ピンポイントで効く目薬を選ぶことが可能です。 症状別に合わせた選び方 1. アレルギーが原因の場合 花粉症やハウスダストといったアレルギーが原因で目のかゆみが発生している場合、そのかゆみが一時的なものなのか持続的なものなのかによって効果のある成分が異なります。ハウスダストやほこりといったものが原因で、一時的なかゆみの場合、即効性の高い抗ヒスタミン成分が入った目薬を選ぶのがおすすめです。かゆみが持続的な場合には、効果はすぐには出ませんが、効果に持続性のある抗アレルギー成分入りの目薬を選びましょう。ケトチフェンフマル塩酸やクロモグリク酸ナトリウムが配合されているものは効果的です。 2. 炎症を伴う場合 もしも、結膜炎などの炎症を伴うかゆみの場合は抗炎症成分を含む目薬を選びましょう。抗炎症成分であるグリチルリチン酸ニカリウムやイプシロンーアミノカプロン酸、プラノプロフェンなどが配合されているものは効果的に炎症を鎮めてくれるので、かゆみの原因から解決するのに効果的です。 3. ものもらいなどの場合 ものもらいは細菌が目の傷に進入して発症するものです。こういった細菌によるかゆみの場合は抗菌成分の入った目薬が有効です。成分表示にスルファメトキサゾールと書いてあれば、それが抗菌成分ですので、表示されているものを選ぶといいでしょう。 4. ドライアイの場合 ドライアイが原因のかゆみの場合、ドライアイ専用の目薬を選ぶのが良いです。ドライアイに効果的な目薬を選ぶ際には防腐剤に注意してください。防腐剤はドライアイの人にとっては強く影響を受けやすい成分ですので、無配合のものを選ぶ必要があります。ドライアイ専用と書かれた商品のほとんどが防腐剤無配合ですので、こちらを選ぶほうが理想的ですね。症状や原因によって効果的な目薬は変わってきます。自分の症状にあった目薬を選ぶことが重要です。ただ原因がわからない場合などは、むやみに市販薬を試すのではなく、病院で診断してもらった後に、適切な処方を受けるようにしてくださいね。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎と漢方 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片と漢方 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらいと漢方 ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎と漢方 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症)と漢方 VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。