2020年6月29日 かすみ目 0 3分解説!かすみ目の症状からわかる目と体の異常について! ふとした時に目がかすんで見えること、よくありますよね。たいていの場合は、かすみ目の原因は長時間のパソコンやスメホの操作による目の酷使でしょう。しかし、実はかすみ目から病気のサインが見えることもあるのです。今回は、そんなかすみ目の症状についてご紹介します。 かすみ目の症状 目のかすみの原因について以下にまとめますので該当していないかチェックしてみてください。 疲れ目(眼精疲労) 長時間パソコンを操作したり、ちょっとでも時間があればスマホを見てりしていると、水晶体や毛様体の筋肉が張り詰めている状態が長く続いてしまうのでピント調節機能が低下し、目のかすみが起きます。スマホの使いすぎで夕方頃になると、老眼のようになる「スマホ老眼」になる人も増えています。また、網膜には光に反応してそれを脳に伝達する視細胞があり、その視細胞の中にロドプシンという物質があります。目を使いすぎるとこのロドプシンの再合成ができなくなります。ロドプシンの再合成能力が低下すると見えづらくなったりする症状が現れて眼精疲労もひどくなります。 加齢 歳をとるとピント調節機能が低下して、遠くのものは問題なく見えても近いものが見えづらくなります。そのため、かすみ目が起こります。 病気 かすみ目は白内障や緑内障、ドライアイ、糖尿病のような病気によって引き起こされることもあります。白内障では、目の水晶体が白くなってしまい、視界が霧がかってしまい視力の低下を招きます。緑内障では、急激に眼圧が上がり、目の痛みやかすみ、時には頭痛なども引き起こします。目の乾き(ドライアイ)では、目の表面が乾くことによって、傷がつきやすくなります。そのドライアイの症状して、目がかすむことがあります。糖尿病は、ブドウ糖が細胞の中に運ばれなくなり血液中にあふれてしまい、血糖値が高くなる病気です。網膜は瞳から入った光の明暗や色を完治する組織で細かい血管が集まっています。そのため、高血糖値状態が続くと血管が詰まってしまい、網膜に栄養が行き届かなくなり目がかすんでしまうのです。 まとめ 目のかすみの予防方法としては、目を休めること、遠くを見たり目を動かすことが挙げられます。スマホやパソコンからは強い光が発せられているので、長時間見続けないようにしましょう。また、意識的にまばたきの回数を増やして涙を循環させればドライアイも防ぐことができます。目に異常を感じたら無理せず休めるようにしてくださいね。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎と漢方 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片と漢方 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらいと漢方 ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎と漢方 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症)と漢方 VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。