2020年6月29日 乾き目(ドライアイ) 0 安全にオシャレを楽しもう!アイメイクとドライアイ等の病気の関連性 「目元のメイクに時間をかけている。」「オシャレのためにエクステをしている。」上記のように、美の意識が高く、アイメイクをしっかりしている方はいらっしゃると思います。しかし、しっかり行う目元のメイクは、実は目にとって危険な行為であるということを理解していますか。せっかくのオシャレを楽しむなら、正しく安全にメイクをして頂きたいと思います。今回は、目元をしっかりとメイクしている方に、アイメイクに潜む危険性をご紹介します。 アイシャドーやアイラインの危険性 アイメイクを行う際に、アイシャドーをまぶたのギリギリや、内側まで塗っていませんか。まぶたギリギリまで塗られたアイシャドーは、涙によって滲み、その色素が目に入る危険性があります。その結果、網膜を傷つけ、結膜炎などの危険な病気になってしまいます。また、まつ毛の内側の粘膜まで、アイラインを引く方も多くいらっしゃいます。まつ毛の内側には、「マイボーム腺」という、目を保護する液が生成される分泌腺があります。しかし、アイラインを分泌腺を塞ぐように塗ってしまうと、分泌液が生成されません。結果、目が保護されなくなります。目が乾燥し、ドライアイを引き起こしてしまうのです。 まつげエクステの危険性 まつげエクステ、通称マツエクを使用している女性が近年増えています。「まつげを長く見せたい」という願望から、毎回付けなければいけないつけまつげに代わって、マツエクは大変人気のオシャレアイテムになっています。しかしそのマツエクにも、目への危険が存在しています。マツエクは、接着剤を使用してまぶたの上に貼り付けています。目に近いため、その接着剤が目に入る可能性がありますね。目に入ると痛みが生じます。腫れや充血だけでなく、結膜炎やドライアイ、角膜炎などの非常に危険な病気になってしまうのです。また、せっかく付けたマツエクを失いたくないという考えから、なかなか目やその周りを洗わない方もいるでしょう。洗わなければ不衛生になり、細菌による合併症を起こす可能性もあります。 最後に 今回は、アイメイクをしっかり行う女性の方に、正しく理解して頂きたい目への影響をご紹介しました。「メイクと目の病気の関連性」や「その危険性と正しい知識」を理解し、安全にオシャレを楽しみましょう。目のお手入れは、普段軽視される傾向があります。しかし、目のトラブルを放っておくと、最悪失明などを引き起こす危険性があります。目の不調を感じた際は、すぐに医師の診断をお勧めします。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎と漢方 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片と漢方 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらいと漢方 ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎と漢方 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症)と漢方 VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。