2020年6月29日 乾き目(ドライアイ) 0 3分解説!ドライアイの原因と予防方法について! パソコンやスマホを操作しているとすぐに目が乾きますよね。ドライアイはたくさんの方が経験したことがあるかともいますが、ドライアイが起こる理由と予防法について理解すれば対処しやすくなります。そこで今回は、ドライアイのメカニズムについてご紹介します。 ドライアイについて ドライアイとは、その名の通り目が乾いた状態のことです。涙の分泌量が減ったり、涙の成分バランスが変化したりすることによって目が乾燥して目の表面に傷や障害が発生してしまうことのことです。 ドライアイが起こるメカニズム ドライアイは、「涙の異常」と「目の表面の異常」に大きく依存します。涙は「油層」「水層」「ムチン層」の3つから成っていますが、何かの拍子にこの3つのバランスが崩れると「涙液層」と呼ばれる目の表面を覆っている層が不安定になり目の表面に異常をきたしやすくなります。目の表面が傷つくと、涙で均一に表面を覆うことが難しくなるので症状はさらに悪くなってしまします。 ドライアイが起こる原因 ドライアイが起こる原因を以下にまとめます。 過度な目の疲れ 液晶画面を見たり、暗い部屋で字を読んだりして目に負担をかけたとき 目の乾燥 乾いた風を正面から受け続けたり、エアコンで部屋の空気が乾いたりしているとき コンタクトレンズの使いすぎ 長時間コンタクトレンズをつけっぱなしにしたとき 加齢 年を取ることによって起こる老眼や更年期障害など 薬の服用 血圧を下げる薬や精神疾患で投与される薬によるもの ドライアイの予防方法 ドライアイを予防するためには目を休めることが一番大切です。また、部屋に入る際には湿度に気を使って乾燥しすぎないようにしましょう。また、温かいタオルを目に当てて血行を促進するのも効果的です。その他にも、ビタミンを多く含んだ健康的な食事を取ったり、まばたきを増やしたり、目薬を点眼する方法もあります。しかし、ドライアイがひどい場合は漢方薬を服用するのをおすすめします。内臓の中でも目と関係が深いのは「肝臓」「腎臓」だと言われており、漢方医学では目に良い処方が確率されています。そのため、目の病気を内側から治すために漢方薬を使ってみてください。 まとめ ドライアイは、目がしばらく開けていられなかったりするので気がつきやすいとは思いますが、普段から目を酷使していると疲れ目なのかドライアイなのか分からなくなってしまいます。しかし、そのような場合でも十分に目の休息を取ることが一番の対処法ですので目の疲れや乾きを感じたら休息を取るようにしましょう。 漢方と目の病気について 緑内障によくみられる証と漢方処方 緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。 感染性角膜炎と漢方 感染性角膜炎とは、角膜に細菌や真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こす病気のこと。 翼状片と漢方 翼状片とは、白目を構成する結膜とその下の部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさってしまう目の病気です。 ものもらいと漢方 ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。 アレルギー性結膜炎と漢方 アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着することで、この結膜が炎症を起こす病気です。 VDT症候群(テクノス眼症)と漢方 VDT症候群とは、同じ姿勢でVDTを見つけ続ける作業を長時間行うことで現れる、眼精疲労や倦怠感といった症状の総称です。