関節リウマチの症状と治療法とは？- 漢方薬局葵堂【全国対応】

痛み

関節リウマチと漢方

関節リウマチとは

関節リウマチの原因は、まだはっきりしていません。何らかの理由によって関節が炎症を起こし、その炎症が長期間続き、その結果、骨や軟骨が壊れてしまう病気です。骨や軟骨が壊れてしまうと関節が変形してしまい、関節の動きなどに障害が出てしまう病気です。

40代から60代の女性に多い病気です。一度、骨が変形してしまうと元通りになることは、簡単ではありません。ですから、関節に障害を来す前に、気付いて治療に移れるよう早期発見が重要となります。

関節リウマチの原因

原因はハッキリしていませんが、自己免疫疾患のひとつの症状ではないかと考えられています。自己免疫疾患とは、身体を守る役割をするはずの免疫システムが、自分の身体を外からの異物と勘違いして攻撃してしまう病気です。

関節リウマチは、タンパク質の『サイトカイン』という免疫細胞から作られる物質が影響すると考えられています。『サイトカイン』が炎症を起こすように、間違った指示を細胞に伝えてしまい、炎症を起こし、さらに『サイトカイン』が増え、また間違った指示を伝えてしまうという流れで、炎症が続くのです。

関節リウマチの症状

関節リウマチの初期症状は、関節が腫れたり、関節が痛む、朝に強張るなどが挙げられます。これらの関節の症状は、片側だけでなく、左右対称に両方に現れることが多いのが特徴です。腫れている場合、その感触は“ぶよぶよ”していて、柔らかいというのも特徴として挙げられます。

炎症が続き、骨や軟骨に影響が出始めると、関節が変形してしまうため、可動範囲が狭まってしまうこともあります。骨や軟骨への影響は、個人差はありますが、発症してから半年〜1年以内の比較的早い段階から出始めるといわれており、早期治療が重要です。

微熱・貧血・体重減少や倦怠感・疲労感といった症状を伴うこともあり、視力の低下(目)・リンパ腺が腫れたり、息切れ(肺)やむくみ(足)など関節以外の場所に症状が現れることもあります。

全身の関節に、どんどん進行していってしまうという全身進行型の症状が出る方もおり、その場合に危険なのは、関節リウマチの症状が首の骨に現れることです。骨髄を圧迫するような変形をしてしまうと、手足などの麻痺を引き起こします。また、気道が狭まり、呼吸がしにくいといった危険な状態をも引き起こす可能性があるのです。