黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

●「黄連解毒湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『肘後方[チュウゴホウ]』に初めて収載された充血、炎症、興奮を伴った症状に対する薬方です。
●のぼせぎみで顔色が赤く、いらいらする傾向のある方の口内炎、湿疹・皮膚炎、胃炎、二日酔、不眠症、鼻出血、血の道症に効果があります。

効能

体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症:鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎
(注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。