以前、注射器を使い回ししていた時代には汚染された注射針によって感染した、検査が適切に行われていなかったときには献血によっても感染するということがありました。ピアスの穴を開けるとき、刺青を入れるとき、針などの器具を消毒せずに使ってしまった場合にも感染する可能性があります。
また、医療従事者の針刺し事故もこの水平感染に含まれます。最近はこれらの原因による感染は減ってきましたが、性交渉による感染が増えています。また、パートナーがB型肝炎ウイルスのキャリアの場合には、B型肝炎のワクチンを接種することにより、感染を避けられます。成人になってからB型肝炎に初めて感染した場合には、8割程度の方は、肝炎にならず治癒することが多いとされています。