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腎臓の病気
糖尿病の三大合併症のうちの一つである『糖尿病性腎症』。糖尿病を発症して、20年程の期間が経つと、腎臓の機能が低下し、最終的には腎不全になってしまうという病気です。腎臓が機能しなくなると人工透析が必要になります。
人工透析は、一回に4時間位かかり、週に3回通わなくてはならず、一度始めたら一生続けなければなりません。人工透析を受けている患者さんの4割以上の方が、この糖尿病性腎症が原因だとされています。
根本的な原因は分かっていません。糖尿病によって、血糖値が高い状態が続くと、動脈硬化が全身で進行します。腎臓にある毛細血管がまとまった糸球体が、老廃物を濾過して尿として排出するのですが、この糸球体の毛細血管が動脈硬化によって壊されてしまうことで、老廃物を濾過出来なくなってしまうことが原因と考えられています。腎臓の機能低下は高血圧によって、悪化します。糖尿病性腎症では、高血圧を伴うことが多いです。
初期症状はほとんどありません。病気が進行すると『むくみ』が現れます。腎不全に至ると、尿毒症の症状が現れます。尿毒症の症状には、『息切れ』『貧血』『食欲不振』『全身の倦怠感』などがあります。糖尿病性腎症は症状によって5期に分類されます。治療も病気によって異なります。
基本的な治療法は食事療法です。血糖値や血圧、脂質をコントロールすることが目的です。
低カロリー食と運動療法を行いながら、糖尿病の治療を進めていきます。インスリン注射も取り入れられることもあります。
また、高血圧を伴っていることが多いので、血圧を下げる薬が処方されます。
ですから、早期に発見し、治療を開始し、なるべく進行を遅れさせることが重要となります。
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