目がかすむんだけどこれって病気? かすみ目とは かすみ目は、視野がぼんやりしてはっきり見えなくなる症状。医学用語ではなく俗称です。 視力障害の一種ですが、外見上は混濁などの異常はみとめられず、目を酷使し続けたために目のピント調節機能が一時的に低下して、視界がかすんで見えるなど、主に機能的なものです。 かすみ目になるとどんな症状が現れるの? かすみ目の症状について 視力は以前と変わらないのに、文字がかすんで見えたり、物が二重に見えたりするのが、主な症状です。肩こりや頭痛を伴うケースもあります。ほとんどの場合、ひと晩ぐっすり眠れば目の疲れはとれますが、だからといって、軽視しないことが大切。症状が進んで重くなると、眼精疲労になり、たっぷりと睡眠をとったり、目を休ませても回復しなくなります。 かすみ目の原因にはどんなことが考えられるの? かすみ目の主な原因は、「疲れ目(眼精疲労)」「加齢」「目の病気」です。 01.疲れ目によるかすみ目 テレビやパソコンの画面など、近くを長時間見続けていると、水晶体や毛様体の筋肉に緊張状態が続くため、ピント調節機能が低下して目のかすみが起きます。網膜には光に反応してそれを脳に伝達する視細胞があるのですが、この視細胞の中に存在するのがロドプシンという物質。目の酷使を続けると、ロドプシンの再合成が追いつかなくなり、目のかすみが現れます。ロドプシンの再合成能力が衰えてしまうと、ものが見えづらくなり、眼精疲労も進んでしまいます。また、眼鏡やコンタクトレンズの度数があっていないと、水晶体や毛様体の緊張状態が続き目のピントを合わせる機能が低下するので、かすみ目になることもあります。 02.加齢によるかすみ目 年をとるにつれて、ピントを合わせる機能が衰え、遠くのものはハッキリと見えるのに、近くのものが見えづらくなり、目のかすみが起きます。 03.病気によるかすみ目 目のかすみは、白内障や緑内障、ドライアイ、糖尿病などの病気が原因で起こることもあります。